3D

UnityでVRMの表情を追加と編集する

前回はUnityでVRMを読み込み、編集するところまでをやりました。

VRMファイルをUnityで編集できるようにするVroidで作成したVRMのキャラクターに表情を追加する手順を説明するよ!...

今回は、Unityで編集可能になったVRMファイルに表情を追加したり、編集したりします。

表情を追加する方法*基本*

【1】の方法が基本的な編集方法になります。
これの応用編が【2】以降に書いてあるオリジナルTextureを使用したりする方法です!

①編集準備

1.[Assets] -> [(VRM名).BlendShapes] -> [BlandShape.asset]を選択

2.[Inspector]の部分に表情の項目が出てくる

3.この画面で表情の追加や編集ができる

②表情の編集

1.[Inspector]の編集したい表情名をクリック
2.[Face.baked]をクリック

selectボタンが出てこない場合も!(ゆのんがblenderで改修した影響かも笑)

3.[Face.baked]にあるパラメーターを動かすことで表情の微調整ができる

③表情の追加

1.[BlendShape.asset] -> [Select BlendShapeClip] -> [Add BlendShape Clip]
 をクリック
2.好きな名前にする
3.保存

4.名称設定
 ・[Blend Shape Name] : 好きな表情名
 ・[Preset] : Unknown

4.[Face.baked]からパラメーターを調整する

※Is Binary:表情変化の過程を飛ばしていきなり表情を変化させたいときにチェックを入れる。(目を><に変えるときはチェック入れるのおすすめ)

新しいTextureを既存のものと置き換えるとき

①追加したいTextureのpngファイルを用意
②[Assets] -> [(VRM名).Textures]にpngファイルをドラッグ&ドロップ
③[Assets] -> [(VRM名).Materials]でTextureを関連付ける

※今回は[><]の目を自分で用意したものと取り換えた。 

1.肌のTextureが張られているマテリアルを選択
2.[Color]->[Texture]->[Lit Color,Alpha]と[Shader Color]の横にある
 小さな丸をクリック
3.用意しあったpngファイルのTextureを選択

4.[Lit Color,Alpha]と[Shader Color]は両方同じファイルを選択

5.Textureが入れ替え完了

④[Bland Shape]で表情を調整する

—完成—

肌のTextureを増やしたいとき

照れ顔、ヤンデレetc…複数の顔色を追加する方法

①複数表情用のTextureを用意する

1.SKINを均等に並べたpngファイルを用意

ゆのんはペイント系のソフトで『通常』『ヤンデレ』『照れ』の顔のSKINを並べて作りました。
作成サイズ:2048×2048px
→元々の肌用Textureが1024×1024pxだった為

2.[Assets] -> [(VRM名).Textures]にpngファイルをドラッグ&ドロップ

②MaterialとTextureを関連付ける

1.[Assets] -> [(VRM名).Materials]を選択
2.肌のTextureが張られているマテリアルを選択

VRoidから作られたファイルであれば[F00_000_00_Face_00_SKIN]のような名前のマテリアル

3.[Color] -> [Texture] -> 『[Lit Color,Alpha]と[Shader Color]』の横にある
小さな丸をクリックし、用意したpngのTextureを選択する。

4.[Lit Color,Alpha]と[Shader Color]は両方同じファイルを選択

5.[UV Coordinates] -> [Sale & Offset] の値を変更
(標準の表情が出るように設定)
 ・Tiling:xとy方向に何枚Textureを並べるか
 ・Offet:Textureを並べる際の開始位置を指定

今回は1枚を4分割したTextureの中に3つのSKINを用意しています

Tiling:xとy方向に何枚Textureを並べるか
➡1/4の範囲を使用するので「0.5×0.5」の設定になる 

Offet:Textureを並べる際の開始位置を指定
➡️4分割の場合のOffsetの参考値👇👇

③BlendShapeで表情の追加

1.[(VRM名).BlendShape.asset]  -> [BlandShape] -> [Select BlendShapeClip] -> [Add BlendShape Clip]をクリック
2.好きな名前にして保存

01|表情を追加する方法*基本* の ③表情の追加 と同じ

3.表示名等設定
 ・[Blend Shape Name] : 任意の表情名
 ・[Preset] : Unknown

4.[Material List]を選択し、[+]ボタンを押す

5.プルダウンメニューで、先ほど追加したMaterialを選択
6.[_MainTex_ST]を選択

7.[Tiling]と[Offet]の値を編集

ヤンデレの影が出ました。

更に修正を重ねます。(瞳のハイライトを消したい)

8.先ほどと同じように[Material List]を選択し、[+]ボタンを押す
9.瞳のハイライトのマテリアルを選択
(VRoidファイルだと[F00_000_00_EyeHighlight_00]のような名前)
10.[Tiling]の値を『0』にする

—完成—

バーチャルキャストで新しい表情を使う設定

バーチャルキャストの表情変化は
『哀:SORROW』『怒:ANGRY』『楽:FUN』『喜:JOY』
の4種類の設定しかありません。
(スタジオ基本操作より)

新しく追加した表情をバーチャルキャスト内で使いたいときは、
上記4つのパラメーターに上書きして使用する必要があります。

ファイルの書き出し

1.[scene]内のモデルを選択
2.[VRM] -> [UniVRM-x.xx.x] -> [Exporthumanoid]

3.export情報を入力

※[Force T bose]、[Porse Freeze]は元々VRoidからエクスポートしたvrmファイルならチェック不要らしい。
(元ファイルが自作のfbxファイル等をvrm形式でエクスポートする場合はチェックが必要です。詳しい方教えてください…🙏)

—完成—

以上がVRMファイルに表情を追加や編集するあれこれの方法でした。

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参考までに…
下のツイートの動画が今回まとめたことを
使って作成した動画になります。


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最後までご覧いただきありがとうございました♪

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